積木の箱 [book]
昼休みのささやかな楽しみとなっていた読書タイム。教会の本棚から拝借してきた本を少しずつ読んでいたが、三浦綾子の「積木の箱」という作品は、なんだかメロドラマのようなストーリで昼下がりの会社の休憩室で読むにはピッタリのような気もした。
ラストシーンは圧巻
これは、初期作品らしいが、でもラストは圧巻だった。どうして、人は罪の告白に心を打たれるのだろう。真実の告白に感動するのだろう。それは、その行為が、根本的に尊いことだからだろう。神が人間に望む最も大切な事だから、キリスト教徒でなくても、聖書のバックグランドがなかったとしても、罪を認め、謝る姿に、誰も感動するのだろう。そんなことに気付かされたラストだった。
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