東京タワー [映画]
ベストセラーになったリリー・フランキーの自叙伝的小説「東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~」の映画化。テレビドラマも話題になっていたが、本も読んでいないし、テレビも見ていない。周りからは「感動するよ」「泣けるよ」という感想を聞いていたの、それなりに楽しみにしてDVD鑑賞。
とにかく、樹木希林の演技がすごい
自由奔放な生き方をしてきた主人公が、末期がんの母親を看取りながら、自分の半生を振り返る展開。シンプルに、ストレートに母の愛、母への愛を描く。
想像していたより、普通のストーリーだった。だから良いのかもしれない。死に向かっていく人の姿を見続けることはあまり気持ちの良いことではないが、人生で避けて通れないことを、リアルに描いている部分には考えさせられた。
主演のオダギリジョーをはじめ役者陣は素晴らしい演技を見せているが、樹木希林の演技はすごい。いまさら、私ごときが言うことではないが、本当にすごい。樹木希林の演技を見るためにこの映画を見る価値はある。
テレビでお馴染みのリリー・フランキーのイメージとは違う、正統派の爽やかさを感じるギャップが印象深いものにしているのかもしれないが、良いストーリである。
満足度★★★☆
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