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幸せについて [メッセージ]

 『一切れのかわいたパンがあって、平和であるのは、ごちそうと争いに満ちた家にまさる。』(旧約聖書・箴言17章1節)

 懐かしい来客に、英国仕込のEnglish Breakfastを振舞った。そして英国にいた時に良く聞いた笑い話を思い出した。それは、「世界で一番の幸せとは」という話。世界で最も幸せなことは、日本人の妻を持ち、アメリカのサラリーで生活し、イギリスの家に住み、中華料理を食べるということ。そして最も不幸なことは、日本の家に住み、アメリカ人の妻を持ち、イギリスの食事を食べ、中国のサラリーで生活するということ。
 たいして面白くも無い笑い話だが、かつて私は、なんと幸せの三つまで当てはまる生活を送っていた。イギリスの家で、日本人の妻と中華料理を食べたのだ。そして、今日は、日本の家でイギリスの食事という不幸の半分を満たす生活。
 でも、イギリスのときも、日本で過ごす今も、私は幸せを満喫している。幸せというのは、聖書の通りだとつくづく感じる。
            イングリッシュブレクファースト.jpg
                  日本の家でイギリス料理を食す
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