清津峡小出温泉 湯処 よーへり

　清津渓谷のトンネルの入り口に小さな温泉街が形成されている。昔ながらの温泉地でもあるが、観光用のトンネルを作ったときに、副産物として上質の温泉も掘り起こした。そういえば、トンネルの中もなんとなく温泉の匂いがしていたような…。

清津峡にある日帰り温泉

　その温泉街のなかに、公営の日帰り温泉施設がある。廃業した旅館を日帰り温泉施設として営業しているのだ。入浴料は300円。石鹸や、シャンプーは無いが、私としては、設備が悪くても、汚い建物でも、安くてお湯が良ければ言うことなしだ。

　
　

緑色のお湯が気持ち良い

　さて、お風呂の方だが程よいサイズの浴槽に、静かに、コンコンと源泉が注ぎ込まれている。しっかりとした硫黄臭があり、緑がかったお湯だ。はっきり言って最高に好きなタイプの湯。県内なら月岡や咲花に似ているが、その二者と比べると、ちょっと薄めな印象。しかし、良いお湯であることは間違いない。

　
　

上質な硫黄臭の源泉

　お湯は掛け流され、谷川へと注がれてゆく。窓の外は紅葉。これで300円とは贅沢すぎる。休日の夕方の訪問ということで、家内の話では、女の湯の方はちょっとお湯がくたびれていたということ。それでも安いし、掛け流しだし、清津峡観光の時は、セットで楽しみたい。
　おススメ度★★★★☆