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さよならは言わない [ノンセクション]

 あっという間の4日間だった。父親に寄り添うようにソファーで私の両隣に座るようになったAhmedとTendoは残されたツアーのために新潟を旅立つ。まぶしい白い歯と綺麗な瞳で笑う彼らを見ていると、ユーミンの古い曲の「少しの英語だけがあなたとの架け橋なら淋しい」というフレーズが頭をよぎる。
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 WATOTO CHILDREN'S CHOIRのワールドツアーは今後も続くだろう。しかし、メンバーとしてツアーに出られるチャンスは一生に一回だ。彼らとこの地上で会う機会はもう無いかもしれない。でも、彼らがアフリカのリーダーとなって新しいアフリカを作り上げる未来はそう遠くないだろう。エンジニアになりたいというAhmed。医者になるというTendo。きっとどこかで君達の活躍を知ることがあるだろう。だから、さよならは言わない。
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