氷点 [book]
子どもたちを教会学校に送り出し、礼拝が始まるまでの約一時間が私の読書タイム。この数ヶ月は教会の本棚から、三浦綾子の『氷点』を読んでいる。実は、今までちゃんと読んでいなかったのだ。
『氷点』『続・氷点』を読んで「原罪」について考える
いまさらストーリーを紹介するまでも無いが、『冬のソナタ』もビックリするほど韓流ドラマのような展開のオンパレード。しかし、この展開に惑わされてはいけない。著者は聖書が語る「原罪」を主題にこの大長編小説を組み立てている。
ちょっと前まで、私はキリスト教の伝道者を生業としていたが、「原罪」を伝えるということは難しい事だった。ただ、説明するだけならそんなに難しい事ではないのかもしれないが、「原罪に苛まれる」「原罪が赦される」ということを、わかりやすく伝える事は難しい事だった。
実は、まだ読み終わっていないのだが、「原罪」について「原罪を伝えること」について考えさせられ、教えられている。
自分ではなかったのだと、ちょっとうれしくなっています。
実は、私もまだ読んでいないんです。
昨年末の「氷点」のTVドラマを見て、やっとで内容をちゃんと知ったというお粗末な状態です。
今年は、私もしゅじさんに負けないように、頑張って読もうかなと思いました。
by えりた (2007-01-15 08:59)
氷点、遠い昔に読み、記憶の彼方なので、読まなかったのとそう変わらない、私です。確か、続編のほうが、信仰の問題を深く取り扱っていたような・・・?違ったかな?
「原罪」罪・・・難しいんですね・・・・クリスチャンホームで育った私にとっては、小さい頃からそれに気づかされる毎日だったので・・・。
私は、近年一番身近に、そして長く一緒に居た人に、数年かけてもぜんぜん分かってもらえなかった・・・、です・・。ちなみに、いまだにそれを引きずってます。
by ななみ (2007-01-16 12:29)
えりたさん、「氷点」は長編ですが、続まで一気に読めますよ。と言っても、私は毎週百ページずつですが・・・。是非、読んで見てください。感想も聞いてみたいです。
by しゅじ (2007-01-16 22:43)
ななみさん、コメントありがとう。「氷点」はどちらかといえば、三浦綾子の中ではキリスト教色が薄い方(エッセンスは濃いと思いますが)ではないでしょうか?続編の方が、原罪に焦点が絞られているように感じます。
「罪」を理解してもらうというのは、とても難しいことに感じる時があります。しかし、究極的には神様が教えてくださらなければ、どんなに素晴らしいキリスト者が完璧な説明をしても解らないのではないでしょうか?神様が、その方に理解の時を与えてくださるように祈っています。
by しゅじ (2007-01-16 22:48)