塩の湯温泉 ふれあい館 [温泉]
新潟の温泉は油臭を含むものが多い。さすがに石油が採れる土地柄と思わせるが、一つの特徴だと思う。この油臭は、好みが分かれるところだと思う。私も初めはギョっとしたが、慣れてくると心地よいものとなり、もはや、油臭の温泉と聞くと訪ねて行きたい衝動に駆られるほどクセになる温泉である。
場所もわかりやすく入りやすい施設
「塩の湯温泉 ふれあい館」は油臭+アンモニア臭+ゴム臭のような複雑な香り。このように記すと実に怪しいが悪臭ではない。むせるような匂いであるが、実にレベルの高い、温泉の良い香りである。
名前のとおり、塩辛い温泉であるが、特徴は高温ということだ。77.5度の源泉を一度貯めて、冷ましてから湯船に注いでいるが充分に熱い。この施設は湯船も広く、井戸水で冷ませるようになっているが、熱い。湯あたりに注意と張り紙もあるように、短時間でも気をつけないとクラクラする。実に侮れない湯なのだ。ちなみに、となりの「サンセット中条」ではさらに小ぶりの浴槽に高温の源泉がガンガン注ぎ込まれているので、熱湯&油臭マニアにはたまらない温泉であることは間違いない。
独特の濃い湯が掛け流し
お湯の色は、よくわからないが灰色のようにも見える。とにかく濁っていて黒い湯の花がたくさん舞っている。当然掛け流し。20人は入れる湯船と隣接している「サンセット中条」を考えると湯量はかなり豊富と思われる。
この極上の湯がなんと350円。備品は石鹸のみなのでシャンプー等は持参しなければならないが、全く問題ない。むしろ、私としては石鹸類は自分の好みのものを持参するので、入湯料を安くしてくれた方がはるかにありがたい。
とにかく、ここの湯は濃くてクセになる。★★★★
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