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続・泥流地帯 [book]

 昼休みの一時間、食事を済ませると夢中で読み続けた。久しぶりに、読み応えのある大作に出会い、完全に心を奪われてしまった。もはや、私にとって富良野といえば「北の国から」ではなく「泥流地帯」である。
       
            久しぶりに、引き込まれた小説だった
 これは「泥流地帯」の続編だが、むしろ、続編のほうが「泥流地帯」のタイトルに相応しいとも思えた。続編というのは、小説に限らず、映画、マンガにもよく見られるが、大半が蛇足と思えるシロモノだ。しかし、三浦綾子の続編は全く世界観、キャラクターの変化も見られず見事だ。
 この「続・泥流地帯」は、三浦綾子の旧約聖書のヨブ記の講解のような作品だ。「義人、なにゆえ災いに遭う」というのがヨブ記のテーマだが、その深い人生訓を見事に書き上げた大作だった。ちなみに、教師を目指している人、いや、教師という立場にある人には必読の書である。


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