五十公野公園陸上競技場

　秋晴れが気持ちよく、何の予定もなかったのでサテライトの試合を見に新発田市の五十公野（いじみの）公園まで出かけた。駐車場は無料だし、息子のパスで入場できるし、暇つぶしにはもってこいだ。
　試合開始の15分ほど前に到着したが、すでにアルビレックス新潟側の観戦席は満席ということで、大宮アルディージャ側に回る。大宮サイドといっても大宮のサポーターは20人くらいなので、ほぼ、新潟応援席と化していた。しかし、サテライトとは、いわば二軍の試合だ。野球で言うならイースタンリーグみたいなものだ。それなのに、新潟の観戦席は満員になるとはどういうことだ？ちなみに観客数は2864人。へたをすれば平日開催のJ２のリーグ戦よりも多い観客数だ。恐るべし、アルビレックス新潟。
　今年のアルビレックスは少数精鋭。そして故障者多数という現状もあり、サテライトの試合と言ってもメンバーは１軍半という感じ。サテライトと言っても馴染みのある選手のプレーが見られるのところが新潟の良いところだ。ちなみに、大宮はほとんど知らない選手だった。もともと、大宮は知らない選手ばっかりだけど。
　こんなメンバーの対戦だから当然だが、試合は圧倒的に新潟が支配していた。結果は２対１で新潟の勝利だったのだが、もっと点差が開いてもおかしくない内容だった。やはり、サテライトの試合だと、レギュラークラスのプレーは格が違うという感じで、ボランチに入っていた千葉はシュートを決めたというだけでなくレベルの差が歴然としていた。薬物疑惑（？）を早く解決させて、またビッグスワンを駆け回って欲しい。昨年、怪我でプレーができなかった六車のプレーは初めて見たが、ボールが足元におさまらず、今ひとつの出来だった。ユースから出場していた長谷部選手は非常に動きが良く、なかなかのテクニシャン。来季はプロ契約が内定しているので、実に楽しみな選手である。
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　来季加入の長谷部選手の動きは非常に良かった
　試合後、鈴木監督が若手の選手と握手をして労っていた。指揮官としての気遣いを垣間見ることができた。
　五十公野は、スタンドからフィールドが近いということはもちろんだが、ゲームの後に競技場からでてくる選手の表情など近くから見ることができ、いろいろな楽しみがあることがわかった。