中川温泉 ゆうゆう館 [温泉]
絶好の行楽日和となった文化の日。紅葉にはちょっと早かったが、奥会津まで足をのばしてみる。この地域は鄙びた渋い温泉の宝庫だ。しかも激安共同浴場が目白押し。しかし、混浴の施設が多いため、家族連れの私は妻や子どもが入りやすい施設をチョイス。
金山町老人センター・ゆうゆう館
今日、立ち寄ったのは中川温泉。奥会津でも、ほとんど知られていない温泉と思われる。「ゆうゆう館」と名づけられた施設の正式名称は金山町老人センター。この温泉は、土・日と祝日のみ開放されている。そういう意味ではなかなか入れない温泉なのだ。そうなると不思議なありがたみを感じたりもするので、数ある奥会津の温泉郡の中から、今回はここが選ばれた。
弓形のような個性的な浴槽
JR会津中川駅から近いこの施設は場所は分かりやすいが、建物には温泉の表記がなく、建物内部も閑散としていて妙に不安になる。しかし、受付にはちゃんと人がいて浴室へ案内してくれた。ちなみに入浴料は300円。子どもは150円。
床全体が温泉に染められています
大きい浴室と小さい浴室があり、男湯は大きい方だった。細長い弓形のようなお風呂。お湯は僅かに金気臭があるが、匂いも味もほとんどない。やや笹にごりでほぼ透明なお湯がこれでもか!というほど掛け流されているが、底の方には赤錆のような沈殿物が溜まっており、足の裏は赤茶色になる。浴室は床全体が赤茶色に変色しており、白いタオルもあっという間に赤茶色に染まってしまう。少しだけ泡つきを体感できる。一緒に入った地元の人の話によるとろ過されているとのことだが、それでもこんなに沈殿物があるとは恐るべき泉質だ。お湯の使い方の詳細は表記されていなかったので、詳しいことは不明だが、贅沢に掛け流されている気持ちの良い温泉。
おススメ度★★★★
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