僕はラジオ [映画]
アメリカ南部であった実話に基づいた映画。アメリカについては、色々言いたい事があるが、こういう実話が存在するということは、アメリカの魅力だと素直に思う。
ハイスクールでアメリカン・フットボールチームの指揮をとるコーチ・ジョーンズ。いつも路上にいる知的障害の少年の存在が彼には気がかりだった。しかし、ジョーンズが話しかけても心を開く事はなく、ラジオから流れる音楽を愛する彼を「ラジオ」と呼ぶようになる。ある時、アメフト部員の心無い暴力をきっかけにラジオはアメフトチームの手伝いをするようになる。やがて、ラジオは高校の教室で勉強をするようになり、心を開き始める。しかし、ラジオの存在をこころよく思わない人も多く、ジョーンズは様々な問題にぶつかる。
この物語が実話とは感慨深い
ラジオがみんなに受け入れられ、溶け込んでゆく様子をもう少し感情移入できるように描いてくれたら、もっとわかりやすくなったのでは?とか、後に明らかになるが、ジョーンズがどうしてラジオを守ろうとするのか、ということも別の伝え方があるのでは?と思ったが、できる限り事実に近く作ったため、余計な演出を排除したのかもしれない。
人を信じるという事について考えさせられた。そして、人を信じるという事は、とても大切な尊いことだとあらためて考えた。
満足度★★★
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