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サッカーには前半と後半がある [アルビレックス新潟]

 2008年Jリーグが開幕した。開幕したのは一週間前だが、例年のようにアルビレックス新潟はアウェイで黒星スタートとなった。ホーム開幕の今日、仕切り直しと行きたいところだ。
 今日の対戦相手はFC東京。豊かな資金力をバックに代表クラスのタレントをそろえるチーム(ホントにネドベドは来るの?)。なぜか順位は中位に甘んじているが優勝も狙える総合力はある。しかし、新潟は相性が良くここ2年は負けていない。監督が変わり、チームも再構築の中にあるわけで、負けるわけにはいかない。
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2008年ホーム開幕戦

 新潟はエースのエジミウソンが浦和に移籍し、新しく獲得したアレッサンドロとダヴィの動きに注目したい。少数精鋭のチーム編成の中、昨年、上位進出の立役者となったマルシオ・リシャルディスが怪我のためにブラジルに帰国してしまった点が痛すぎる。
 さて、前半、開始早々ゴール正面からFKのチャンスをつかみ行けそうな予感。と思いきやなんと開始10分強で3失点という体たらく。1点目はDF内田のパスミスから。2点目はGK北野が弾いたところを詰められて、あっけなく失点。北野も捕れない球ではなかったように見えたし、DF陣のフォローもなし。そして3点目はGKとDFの連携ミスから。ペナルティエリアのライン際で判断を迷っているところに、日本代表の今野に突進を許し、ふがいない失点。
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久しぶりに新潟戦勝利を目撃したFC東京サポ

 前半は、パスも繋がらない。マークも遅い。シュートまで行かない。判断が遅い。思い切りが無いと散々な内容。全く点が入る気配が無い。これではJ2降格どころか、ゴールすら生まれないのではと思ってしまうほど。
 しかし、サッカーには前半と後半があるのだ。どのように後半、立て直してくれるか。チームを預かって3年目の鈴木淳監督の手腕に注目だ。
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今年も戦え!新潟!!

 後半開始、1から出直しの意味をこめてか試合開始に歌われる「Pride of Niigata」で選手を後押しするサポーター。早い時間帯に1点を返せば流れが来ると思って見ていたが、時間は過ぎてゆく。しかし後半になって明らかに新潟がゲームを支配している。中盤でのボールが新潟におさまるようになってきた。そして、今シーズン初ゴールが仕事人・内田の左足から生まれた。目の覚めるようなファインゴール。しかし、まだ1点を返しただけだ。
 しかし、その1分後、日本代表落ちとなってしまった矢野貴章がフィジカルの強さを見せ見事なシュートを放つ。あっという間に1点差だ。ビッグスワンのボルテージは最高潮。この一体感と興奮を求めてサポーターはスタジアムに足を運ぶのだ。その後も怒涛の攻撃を見せる新潟。FC東京は完全に足が止まってしまった。新潟も東京もやろうとしているサッカーはよく似ているが、新潟の方が現時点では走れるチームのようだ。しかし、3点目は奪えない。
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あと1点が遠かった

 残り時間が少なくなり、新潟の攻めも単調になってゆく。最後のFC東京の時間稼ぎと思えるプレイは気持ちよいものではなかったが、残念ながら2008年のシーズンは連敗スタートとなってしまった。
 新外国人のアレッサンドロとダヴィは運動量は豊富だが、攻撃的な活躍はほとんど見られなかった。フィットするのにはまだ時間がかかるのかもしれない。矢野貴章は本当にたくましくなった印象。岡田監督は日本代表で使う気がないみたいだが、オシム監督には2年前から、成長した矢野貴章の姿が見えていたのだろう。しかし、マルシオがいないのはやはり大きい。とにかく、再三あったセットプレーのチャンスを一度も生かすことができなかった。現代サッカーでセットプレーの果たす役割は実に大きい。去年、新潟が6位に躍進したのはマルシオというキッカーがいたからと言っても良いだろう。とにかく、セットプレーは課題だ。それから、昨年、改善されたと思われたディフェンス陣の連携が悪い。判断が遅く、迷いが見られる。非常に不安定だ。リーグ戦は、浦和、鹿島と強豪との連戦となる。開幕4連敗とならないように修正を期待したい。
 しかし、負けてしまったけれど、後半に爆発的な反撃を見せた新潟のサッカーはやはり面白かった。
 通算観戦成績11勝8敗5分

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