教会は生き物だ

　春から通い始めた教会は、本当に少人数の小さな教会だ。牧師が不在なので、元宣教師の私が牧師代理のような仕事をしている。本当に小さい教会なので、ちょっとだけ気軽にこの仕事を引き受けたのだが、いつもいろいろなことが起こる。
　ずっと教会に来ていなかった青年がふいに訪ねてきたり、癌の手術で入院する信者がいたり、家族の反対で礼拝に来れなくなった人がいたり、役員に転勤の話が持ち上がったり。こんなに少人数なのに、毎週、予期せぬドラマが僕を待っている。嬉しいことも、困ったことも、心配なことも、何でも来いという心構えは持てるようになってきた。
　今日は、休日出勤で礼拝に来れなかった信者さんが、未信者の奥さんと一緒に夕食を食べに我が家に来てくれた。短い時間だったけれど、小さな礼拝を持つことが出来た。
　教会はまるで生き物のようだと思う。