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首位堅持 [アルビレックス新潟]

 Jリーグは3節終了時点ながらアルビレックス新潟が勝点7で並ぶ名古屋グランパスを得失点差で上回り単独首位である。開幕前の予想では降格候補に名前が挙げられていたが(毎年のことではあるが)大方の予想を覆して大躍進である。
 今シーズンからの新システムである3トップが機能し、得点力不足に泣いた昨年が嘘のように得点を上げている。並行して行なわれているナビスコカップでは思ったように勝点をあげられていないが、リーグ戦で勢いを取り戻したいところ。
 4節の対戦相手は横浜Fマリノス。なんとマリノスは今年になってまだ白星が無い。伝統と個の力があるチームだけに、調子が上がらない今の時期に叩いておきたい。そして息を吹き返すきっかけなど与えないようにしたい。そうは言ったものの、実はマリノス戦の勝利は見たことが無い。2年前には6失点の大敗まで見せられた相手だ。なんとしても勝利を目撃したい。
 さて、新潟は右サイドバックに怪我から復帰した松尾を入れてきた。本来は左サイドバックだが、新加入のジウトンが好調なのと、怪我の内田に代わり松尾となった。この起用は当たりだ。攻撃も守備も派手さは無いが堅実にこなす。今シーズンの新潟は3トップが注目を集めているが、守備力あってこその首位である。
 この試合のもうひとつの注目点はマリノスを戦力外となって新潟に来た大島の活躍である。開始早々、大島のダイレクトボレーがスタジアムを沸かす。しかし、試合はどちらかというとマリノスペースで進む。しかし、攻めても攻めても点が取れないというのは嫌な展開である。耐えていた新潟がセットプレーを足がかりに、マルシオ・リシャルデスのヘッドで先制となる。今日はピッチが濡れていて非常にスリッピーだったがそれが新潟に味方した。1点リードで前半を終える。
 後半も互角の滑り出しであるがやはりマリノスにボールがおさまる。そしてコーナーキックの嵐。ついに、ゴール前の混乱の中大きすぎると思われた栗原のトラップがそのままゴールラインを割り同点。新潟の選手がゴールからボールを掻き出し、ネットが揺れなかったので良くわからなかったが同点にされていた。
マリノス.jpg
 
 終了間際、貴章の驚異的な身体能力が奇跡的に折り返したボールを大島がヘッドで合わせゴールかと思われたが無情にもオフサイド。同点と思われたロスタイム、スローインを受けた松下がライン際に絶妙なパス。途中交替のチョ・ヨンチョルが駆け上がり、DFを振り切ってフリーになった矢野貴章へラストパス。キーパーと一対一になったところを冷静に蹴り込み、劇的な勝利となった。
 今季勝利なしのマリノスはよほど勝ちたかったのだろう。アウェイで同点のロスタイムにゴール前を空けてカウンターを食らうなんてちょっと考えられない。あれだけ攻め続けコーナーキックのチャンスがあれば点が取れると思ったのだろう。
 とにかく、4節終了時、勝点10に伸ばした新潟が前節に続いて単独首位!
 通算観戦成績21勝11敗10分
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