まっちゃん

　まっちゃんが遊びに来てくれた。まっちゃんと言ってももちろんダウンタウンのまっちゃんのわけはない。以前、学生伝道をしていた時に知り合った学生だ。私が学生伝道の働きを始めた年に出会っているので、かなり古く、長い付き合いではあるが本当に久しぶりの再会だった。
　まっちゃんは、独特の雰囲気を持っていて、久しぶりに会っても瞬時にあの頃にタイムスルップさせてくれた。同時に、今の仕事は僕の引き出しにあるまっちゃんのデータからは結びつかないものであったり、時間の流れと新しいまっちゃんを感じる出来事だった。
　かつて出会った場所から遠く離れて暮らしているのに、毎年のように誰かが訪ねてくれる事を本当に幸せに思う。同時に、自分は薄情で、フットワークが悪いとつくづく思う。会いたい人はいつもたいくさんいる。今の仕事に区切りがついたら、そんな旅に出かけたいといつも考えている。