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死海のほとり [book]

 「小説聖書」というベストセラーがあったが、「聖書小説」というべき作品。若き日に信仰を持っていたが、戦時下の弾圧に屈し信仰を棄てた小説家「私」がエルサレムの友人を訪ねる旅の出来事の間に、イエス・キリストの物語が織り成されている。文豪・遠藤周作の力量を感じさせるレイアウト。しかし、私の抱いているイエス像とはかけ離れており、最後まで違和感を拭い去ることはできなかった。
         
          立場の違いからか違和感を拭い去ることができなかった
 カトリックの視点、自由主義的なイエス像。若い頃の私なら、激しく嫌悪したかもしれないが、さらりと読み通せたのは大人になったからなのか、それとも、なまぬるくひよってしまったからなのだろうか。


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