玉梨とうふ茶屋

　初雪が舞い散る寒い一日だった。両親を連れ出して紅葉を見に奥会津まで足を延ばす。天気は良くないが、それでも見事な奥会津の紅葉を楽しむことができた。

　さて、会津の山奥に「玉梨とうふ」の本店がある。青ばと豆（えだまめ）で作ったこだわりの豆腐が話題を呼び、メディアにも取り上げられることが多くなったが、こんな田舎で作っていたのかとびっくりする。

　作られている豆腐は、ここで食することができる。せっかくの機会なので一丁1,300円の一番高い豆腐を家族6人で分けて食べてみた。薄い緑色の豆腐は、やや固めの豆腐だ。さすがに高いので、どれくらい美味しいのかと思って食べたが、基本的に豆腐の味だった。ちょっとがっかりだったが、付け合せの醤油や塩と合わせると、驚くほど豆腐の甘みを感じることができた。もう、食べることはないと思うが、楽しい思い出になった。
　おススメ度★★★★

スイーニュ モンブラン

　ケーキの中で私が一番好きなのは「モンブラン」だ。なぜか知らないが子どもの頃から一番好き。でも、モンブラン以外のケーキだって好きだ。
　今日は、娘の誕生日だったので、帰宅したらケーキが用意されてあった。色々な種類があったが、私のはモンブランというのが家族の中では暗黙の了解と化しつつある。

近所のケーキ屋だがかなりレベルは高い

　今回のケーキは、我が家の近所では一番美味しいかな、と思っている「スイーニュ」のケーキ。かなり美味しい方だと思うが、値段も安くはないので、なかなかありつけない。あと、家の近くということもあって、なんとなく有難味がない感じがして損をしている。
　ここのモンブランを食べたのは、きっと初めてではないと思うが、今回、食べてみてかなり美味しくビックリした。最近は、どこのケーキ屋もモンブランのレベルが上がってきて、中のクリームやマロンペーストは、どこもかなりの美味さだ。すると土台の部分に違いが現われる。スイーニュのモンブランはパイ生地にチョコレートを加えたものだ。これがかなり美味しい。さらに、ラズベリーソースの酸味が加えられていて繊細な仕上がりになっている。このモンブランはかなりポイントが高い。
　おススメ度★★★★☆

肉のこやま 洋風カツ丼

　新潟が誇る（？）Ｂ級グルメの代表と言えばタレカツ丼であるが、長岡には洋風カツ丼なるものが存在する。長岡市内のいくつかの店で提供されているのだが、精肉店の直営食堂で食べられるという「肉のこやま」に行ってみた。

精肉店直営の食堂

　いくつかの雑誌で紹介されていたので、そこそこ有名だと思っていたが、昼時なのに店内はガランとしていて客は私一人。ちょっと心配ではあるが、せっかくなので売り出し中の洋風カツ丼にトライ。

　

長岡名物

　写真ではカツカレーのように見えるかもしれないが、カレーではなくデミグラスソースがかかっている。わかりやすく言うと、ご飯の上にトンカツがのっていて、なぜかハンバーグのソースがかかっているという感じ。なのでまずいわけはないが、ある程度想像どおりの味といった感じ。さすがに肉屋だけあってトンカツはジューシーだった。
　おススメ度★★★

ミルクヨーカン

　見附市出身の人に「見附で面白いものって何？」と聞いたら「見附には何もありません。」と言われた。確かに見附にはこれといったモノがないと思っていた。ところが。B級グルメマニアの私のハートをくすぐる、とんでもないものを発見してしまった。

　

見附で見つけた…って書いてしまった…

　見附市の諏訪牛乳が誇る「ミルクヨーカン」。以前からこの地域では親しまれてきたらしい。現在はプリン容器のようなものに入った一人用も発売されているが、なんといってもインパクトがでかいのは、500ｍｌの牛乳パックに入れられているモノだ。まずカタカナのネーミングが怪しいが、ヨーカンなのに生洋菓子と書かれているところも見逃せない。
　パッケージの開け方も微妙だ。上部の点線に沿って包丁で切るようにと指示されている。はっきり言って危ない。しかし、Ｂ級グルメとしては完璧なほどに強烈だ。
　さて、味のほうであるが、これは羊羹でも洋菓子でもないような気がする。というか、牛乳寒天。味は外見ほど強烈ではないが、さすがに牛乳屋さんの商品だけあって、しっかりとミルクの味がする。そしてさっぱりしていてつるつるっと食べられてしまう。見附に面白いものがあってネタが増えた。
　おススメ度★★★

すないろ

　

週に一度だけランチを提供してくれる素敵なお店

　私の通う教会にフレンチ・シェフのタマゴがいる。タマゴと思っていたが、もう羽化していて、ひよこ時代の終わりにさしかかっているくらい成長していたらしい。

夢に向かって進むリトル・シェフ

　以前に、彼女が働くレストランの事を書いたことがあったが、よくある話で、いろいろなトラブルがあり、彼女はとっくにその店を去ってしまった。そして、その店は評判を落としてしまった。

　
　

ビックリするほど美味しかった

　一方、修行中の彼女の方は、少しずつであるが夢に向かって着実に前進を続け、来月から、週に一度だけランチを提供するフレンチ・レストランを始めることになった。そのプレ・オープンということでお店に顔を出してみた。
　当然、お肉料理と魚料理をチョイスできるが、今日はカレーソースのチキンをセレクト。でも厨房から漂ってくる魚料理の匂いもとても香ばしかった。

　

こちらがメイン

　さて、料理は、どれもビックリするほど美味しかった。正直、まだ修行中だし、最初だし、励ますつもりで食べてあげようなんて、ちょっと上から目線で料理と対峙したのだが、降参です。まず、ポテトの冷製スープ。絶品。これだけでも満足です。手作りのパンもゴマのアクセントが絶妙。メインの肉料理も素晴らしく、これにコーヒーとデザート（ガトーショコラとキャラメルジェラート）が付いて破格の1000円。

　
　

デザートまでつきます

　夢に向かって進んでいる若者はパワーがあるな、と感心した一日であった。

村恭 ジェラート

　国道113号線を村上方面に車を走らせる。海沿いからちょっと内陸に入ると、モダンな建物が見える。クレープや焼き菓子をあつかっている村恭のジェラートを食す。

なかなかモダンな店舗

　ジェラートは種類はそんなに多くはない。4周囲くらいだったかな。どれも美味しそうだったけれど、ラムレーズンをチョイス。想像よりも、やわらかく実に口当たりがよい。上品なジェラートで大変気に入った。また、訪れて他の味にトライしてみたい。

ソフトな口あたりがGood!

　国道113号をドライブする時には立ち寄りたい。
　おススメ度★★★★

ヒグマ ラーメン

　小千谷で一番の人気店だと思う。県内にも数店舗進出し、チェーン展開がなされている。この日も、店に着いたのはお昼前だったのに、店内はかなりの賑わい。駐車場もかなり混雑といったところ。　

　
　

小千谷の人気店。昼前から大混雑。

　とりあえず、ラーメンをオーダー。噂には聞いていたが、長岡系の生姜醤油のラーメンだ。ただ、長岡の有名店に比べると、生姜の味が強い感じ。もはや、香りと言うよりはしっかりとした味となっている。生姜が好きな人にはいいかも知れないが、小千谷の人ははっきりした味が好きなのだろうか？

生姜がアクセント

　
　大人気であるが、私には特にインパクトはなかった。大盛りやチャーシューメンなどボリュームのすごさも人気の秘密の様子。
　おススメ度★★★

食堂 松 チャーシューメン

　喜多方は言わずと知れたラーメンの町だ。見事に町おこしに成功し、連日、食べ歩きの観光客が押し寄せてくる。

喜多方ラーメンを食べにきました

　有名店も数多いが、数え切れないほどチャーシューが載ってくることで有名なのが坂内食堂。そして、その隣りにあるのが「食堂　松」だ。観光協会で配布しているラーメンマップには、おすすめメニューはチャーシューメンと印字されてある。隣りが坂内食堂なのに、なかなか強気な姿勢だ。
　10分くらい行列に並び、店内に入ると数多くの有名人のサイン色紙が飾られている。ここもなかなかの人気店のようだ。メニューはラーメンとチャーシューメン、そしてそれぞれの大盛りのみ。

喜多方ラーメンの王道のようなラーメン

　運ばれてきたチャーシューメンは、喜多方らしい太めのねじれ麺。すっきりしたしょうゆ味のスープ。見た目から想像したよりは、はるかに美味しいラーメンだった。チャーシューも美味しいし、普通のチャーシューメンに比べればたくさん入っている。
　隣りの坂内食堂は塩ラーメンみたいなスープで、行列も長い。行列は嫌だし、喜多方らしいしょうゆ味で、あんなにチャーシューはいらないけれどチャーシューメンが食べたいという人にはおすすめ。
　おススメ度★★★★

青バラソフトクリーム

　妹の家族が遊びに来てくれた。タイトなスケジュールだったので、子ども達も楽しめそうな越後丘陵公園に出かけた。

　広い国立の公園には展望台に続く長い階段がある。見ているだけで上る気にはならなかったが、メタボ対策の一環としてオヤジと一緒に上り長岡市を見下ろしてみた。なかなか夏らしい空が広がらない今年の夏。展望台には気持ちの良い風が吹いていた。

　この公園はバラ園が有名だが、それにちなんで青バラソフトクリームなるものが売られていた。子ども達は敬遠していたが、話のネタにと思い食べてみた。香水みたいな匂いがするが、まぁ、普通に食べられる。でも、普通のソフトクリームのほうが美味しいかな。
　おススメ度★★☆

三澤屋 高遠そば

　義理の両親が青森から来てくれたので、大内宿まで足をのばしてみた。天気は大雨。あまり、気乗りしない天気だったが、せっかくなのでと出かけた。幸い、大内宿に着くと、ほとんど雨はやんで、傘がなくても支障がない程度の天気まで回復した。

　
　

大内宿の入り口にある有名店

　大内宿にはいろいろな名物があるが、一番有名なのはねぎ一本で食べる高遠そばだろう。前回来た時は、残念ながら食べる機会がなかったので、今回は、一番有名な三澤屋にて食してみた。

これはあっさりしていて美味

　汁は、大根おろしがいい塩梅に効いていて、とても美味しい。蕎麦自体も、特別コシが強いわけではないのだが、しっかりと歯ごたえがあり確かに美味しい。そして、箸がわりのネギだが、とても甘く、思いっきりかじっても、何の抵抗も無く食べられた。これにはビックリ。もちろん、食べやすくは無いが、面白いし、美味しいし、体験してみる価値は充分にある。
　1050円という値段は観光地価格なので、仕方がないが、もうちょっと安くてもいいかな。
　おススメ度★★★★